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早割が終わったあとの買い方【2027年版】|8月31日に動くのは8社中2社だけ。9月以降に効いてくるのは値段より在庫

おせちの早割は「締切まであと何日」という書かれ方をします。ですが締切が過ぎたあと何が起きるのかは、あまり書かれていません。本当に買えなくなるのか。値段はいくら上がるのか。待つ意味はあるのか。

2027年版を販売している8社の公式サイトを開いて、2026年8月31日の締切を過ぎたあとの条件を確認しました。結論から言うと、8月31日に何かが動くのは8社のうち2社だけです。残り6社は9月に入っても条件が変わりません。

そしてもう一点。9月から12月にかけての値上げ額は、多くの社で思ったより小さいことが分かりました。匠本舗の看板商品で600円、オイシックスの一番安い商品で1,400円です。一方で、値段とは別の理由で選択肢は確実に減っていきます。

※本記事の価格・締切・キャンセル条件は、2026年8月29日に各販売元の公式サイトで確認した内容です。価格・締切は変動するため、申し込み前に必ず各社の販売ページでご確認ください。

早割の記事は5本あります

先に結論

  • 8月31日に動くのは8社中2社だけ。オイシックス(14時に超超早割10%OFF→超早割7%OFF)と郵便局のネットショップ(スーパー早割の販売期間終了)で、残り6社は9月に入っても条件が変わらない
  • 9月以降に残っている値上げ幅は、社によって小さい。匠本舗「匠」は9月から12月10日までに合計600円、オイシックス「高砂」は超早割から年末価格まで合計1,400円
  • 一方で高額商品は幅が大きい。オイシックス「絢宝」は超早割100,430円から年末価格107,990円まで合計7,560円上がる
  • 早割の終わり方は3種類ある。段階式(オイシックス・匠本舗・板前魂)、1回で通常価格に戻る型(博多久松・グルメ杵屋)、販売期間が終わって価格を変えて継続する型(郵便局)
  • 9月以降に効いてくるのは値段より在庫。郵便局のスーパー早割は締切前に10商品すべてが完売していた(2026年8月29日確認)
  • 迷っているならキャンセル期限を先に見る。オイシックスは10月30日(金)まで無料でキャンセルでき、8社の中で唯一「無料」と明示している
  • 匠本舗は11月1日が分かれ目。原則キャンセル・変更を受け付けておらず、やむを得ない場合でも11月1日以降は出荷手配済みで対処できないと記載されている

8月31日に動くのは2社だけ

「8月31日が締切」という情報だけが流れると、8社すべてが同時に値上げするように見えます。実際に各社の公式サイトを開くとそうではありませんでした。

2026年8月31日に何が起きるか(2026年8月29日に各社の公式サイトで確認)
販売元 8月31日に起きること 9月1日以降の状態
オイシックス14時に超超早割(10%OFF)が終了し、超早割(7%OFF)へ9月30日(水)14時まで超早割が続く
郵便局のネットショップスーパー早割の販売期間が終了「9月1日以降も価格を変更し、継続して販売いたします」と各商品ページに記載
匠本舗変化なし9月30日まで第1段階の早割価格が続く
板前魂変化なし8段階の早割が2週間おきに70円ずつ進む
博多久松変化なし12月10日まで早割価格のまま
グルメ杵屋変化なし11月2日(月)午前9時59分まで超早割(10%OFF)のまま
千賀屋変化なし期間限定の早割そのものがない(セット購入割引)
京菜味のむら確認できず早割は実施しているが、公式サイトに終了日の記載を確認できなかった
※「変化なし」は、8月31日を境に価格・条件が変わるという記載を公式サイトで確認できなかったという意味です。 ※スマートフォンでは横にスクロールできます

8月31日はオイシックスと郵便局を検討している人にとっての締切であって、おせち全体の締切ではありませんでした。他の6社を検討しているなら、この日を過ぎても状況は変わりません。

9月以降に残っている値上げは、思ったより小さい

では9月以降に待つと、いくら損をするのか。各社が公表している段階別価格から、9月時点の価格と最終的な通常価格の差を計算しました。

オイシックス:超早割から年末価格までの合計

オイシックス:9月1日時点の価格と年末価格の差(2026年8月29日に公式サイトの早割価格表で確認)
商品名 超早割(9/1時点) 年末価格 差額
高砂18,580円19,980円1,400円
慶梅18,580円19,980円1,400円
高砂 和20,440円21,980円1,540円
洋風オードブル 朔華23,230円24,980円1,750円
上高砂24,160円25,980円1,820円
上慶梅24,160円25,980円1,820円
上高砂 豊28,810円30,980円2,170円
高砂×本格中華オードブル 慶華29,740円31,980円2,240円
高砂×DEAN & DELUCAオードブル31,600円33,980円2,380円
高砂×飯田商店監修らぁ麺おせち34,390円36,980円2,590円
盛福39,970円42,980円3,010円
絢宝100,430円107,990円7,560円
※価格は税込・送料込。差額は編集部が両価格の差から算出しました。年末価格は12月14日(月)14時以降の価格です。 ※スマートフォンでは横にスクロールできます

9月1日の時点から数えると、年末まで待ち切っても上がるのは1,400円から7,560円です。8月31日の1回で600円〜3,240円上がることを考えると、その後の3か月半で上がる額は「もう1回分の締切」と同じくらいの規模にとどまります。

匠本舗:9月から12月10日までは合計600円しか動かない

匠本舗の看板商品「京都祇園料亭『岩元』監修おせち 匠」の段階別価格は、公式サイトの商品ページに次のように書かれています(2026年8月29日確認)。

匠本舗「京都祇園料亭『岩元』監修おせち 匠」の段階別価格(2026年8月29日に公式サイトの商品ページで確認)
期間 価格 前段階からの差
9月30日まで14,600円
10月31日まで14,900円300円
12月10日まで15,200円300円
12月11日〜12月31日(通常価格)20,000円4,800円
※価格は税込。差は編集部が隣り合う段階の差から算出しました。 ※スマートフォンでは横にスクロールできます

ここがこの記事で一番はっきりした点です。9月から12月10日までの3か月半で上がるのは合計600円。ところが12月11日になると一気に4,800円上がります。匠本舗で急ぐ理由があるとすれば、それは9月末ではなく12月10日です。

板前魂も同じ構造で、8段階の早割が2週間おきに70円ずつ進み、12月10日から通常価格になります。1回の締切あたりの重みが小さい社では、9月中に決めきれなくても大きな損にはなりません。各社の1回あたりの値上げ額はおせち早割の締切カレンダー2027で全社分を出しています。

早割の終わり方は3種類ある

8社を見比べると、「早割が終わる」という言葉が3つの別々の動きを指していました。

1. 段階式:終わっても次の割引が続く

オイシックス(6段階)、匠本舗(4段階)、板前魂(8段階)がこの型です。ひとつの段階が終わっても、次の割引段階に移るだけで、割引そのものは続きます。「早割が終わった=定価になった」ではありません。オイシックスは12月14日14時まで、匠本舗と板前魂は12月10日まで何らかの割引が残ります。

2. 1回切替:その日を境に通常価格へ戻る

博多久松とグルメ杵屋がこの型です。博多久松は公式サイトに「早割価格は12/10まで!12/11からは通常価格になります。」と明記されており、段階はありません。グルメ杵屋の超早割は11月2日(月)午前9時59分までです。この2社は締切まで価格が動かない代わりに、締切を過ぎると一度で戻ります。

3. 販売期間の終了:価格を変えて販売が続く

郵便局のネットショップがこの型です。スーパー早割の販売期間は8月31日までですが、各商品ページには「9月1日以降も価格を変更し、継続して販売いたします」と書かれています。販売期間の終了は、その商品が買えなくなることを必ずしも意味しません。

ただし郵便局には別の事情がありました。次の節で触れます。

9月以降に本当に効いてくるのは在庫のほう

ここまでは値段の話です。ですが今回の実測でより大きかったのは、値段が上がる前に商品がなくなるという動きでした。

2026年8月29日、郵便局のネットショップのスーパー早割10商品の商品ページをすべて開いたところ、10商品とも「在庫がなくなりました」と表示されていました。締切の8月31日はまだ2日先です。つまりこの10商品については、値上げを待たずに買えなくなっていました。

博多久松は公式サイトに「その年の状況により時期は前後いたしますが、商品によっては11月初旬頃に完売となる場合もございます。」と書いています。あわせて「キャンセル待ちはお受けしておりません」との記載もあります。11月初旬は、匠本舗の第2段階(10月31日)が終わったすぐあと、グルメ杵屋の超早割(11月2日)とほぼ同じ時期です。

詳しい実測結果はおせちが完売する時期【2027年版】にまとめました。9月以降に「待つ」という判断をするとき、失うのは数百円から数千円の値引きではなく、選択肢そのものだということです。

迷っているなら、キャンセル期限を先に見る

「まだ人数が決まらない」「年末の予定が読めない」という理由で待つ場合、値上げと完売の両方を避ける方法がひとつあります。キャンセルできる期限まで先に押さえてしまうことです。各社のキャンセル条件を確認しました。

変更・キャンセルの条件(2026年8月29日に各社の公式サイトで確認)
販売元 期限 公式サイトの記載
オイシックス10月30日(金)まで「10月30日(金)まで、無料でキャンセルが可能です。」8社で唯一「無料」と明示している
匠本舗11月1日以降は不可原則として受け付けておらず、「やむを得ぬ場合でも、11月1日以降は出荷手配済みで弊社の手を離れた状態となるため、対処できかねます」
千賀屋11月30日(月)正午変更・キャンセルの受付は11月30日(月)正午までと表示
京菜味のむら12月4日(金)17時それ以降のキャンセル・変更は受け付けていない
博多久松12月8日まで「【変更・キャンセル受付期限】2026年12月8日まで」
板前魂12月10日(木)まで「盛付おせちの変更・キャンセルは12月10日(木)までお受けいたします。」12月11日(金)以降は不可
グルメ杵屋12月15日(火)16時59分商品個数・商品・配送先の変更は不可。一度キャンセルして買い直す形で、「商品の価格は、お買い直しをされる時点の価格となります」
郵便局のネットショップ原則不可「原則、注文受付後のキャンセルはできません。」会員登録しクレジットカードで決済した場合のみ、マイページから可能な場合がある
※各社の公式サイトの記載にもとづきます。日付の曜日は公式に表記があるものはその表記に従い、表記がないものは2026年のカレンダーで確認しました。キャンセル規定は商品によって異なる場合があります。 ※スマートフォンでは横にスクロールできます

この表から読み取れることが2つあります。

ひとつはオイシックスの10月30日が突出して使いやすいことです。無料であることを公式に明示しているのはこの社だけで、しかも早割の段階が切り替わる日(10月30日14時)とちょうど同じ日です。超超早割や超早割で押さえておき、10月30日までに判断する、という使い方ができます。

もうひとつは匠本舗だけ期限が早いことです。11月1日以降は対処できないと明記されており、他社より1か月以上早く締まります。匠本舗は早割の第2段階が10月31日に終わるため、10月31日が「値段の締切」と「やり直しがきく最後の日」の両方になっています。

なお千賀屋と博多久松のキャンセル規定はおせちのキャンセル期限比較で詳しく扱っています。

価格・締切・在庫はいずれも変動します。申し込み前に各社の販売ページで最新の表示をご確認ください。以下は9月以降も割引が続く社を、次の締切が近い順に並べています。

待ってよい場合と、待たないほうがよい場合

今回の実測から、条件によって答えが分かれることが分かりました。

9月以降に待っても損が小さいのは、匠本舗・板前魂・博多久松・グルメ杵屋を検討している場合です。匠本舗は12月10日まで合計600円、板前魂は1回70円、博多久松とグルメ杵屋はそれぞれ12月10日・11月2日まで価格が動きません。

待つ判断が高くつきやすいのは、オイシックスの高額商品を検討している場合です。「絢宝」は9月1日時点から年末価格まで7,560円上がります。また博多久松のように11月初旬の完売可能性が公式に告知されている社では、値段より在庫の問題が先に来ます。

すでに待てない状態になっているのは、郵便局のスーパー早割10商品です。8月29日の時点で完売しており、9月1日以降に価格を変えて販売が続くと記載されてはいるものの、在庫が戻るかどうかは商品ページから判断できません。

よくある質問

8月31日を過ぎたら、おせちは買えなくなりますか?
いいえ。8月31日に条件が動くのは、今回調べた8社のうちオイシックスと郵便局のネットショップの2社だけです。オイシックスは超超早割(10%OFF)が超早割(7%OFF)に切り替わるだけで販売は続きます。郵便局はスーパー早割の販売期間が終わりますが、各商品ページに「9月1日以降も価格を変更し、継続して販売いたします」と記載されています。残る6社は9月に入っても条件が変わりません(2026年8月29日確認)。
年末まで待てば安くなりませんか?
今回確認した範囲では、各社とも期日が進むほど価格が上がる設計で、年末に向けて下がる仕組みは公式サイトに記載されていませんでした。匠本舗は12月11日から12月31日が通常価格、板前魂は12月10日から通常価格、博多久松は12月11日から通常価格、オイシックスは12月14日14時から年末価格と明示されています。年末の値下げを前提にした計画は立てにくいと考えられます。
9月に決めきれません。いつまでなら大きな損になりませんか?
検討中の社によって変わります。匠本舗は9月30日から12月10日までの間に上がるのが合計600円(「匠」の場合)なので、9月末を逃しても金額の影響は小さく、むしろ12月10日が分かれ目です。板前魂は1回の締切で70円しか動きません。一方でオイシックスの高額商品は1回の切り替えが2,160円動くため、影響が大きくなります。ただし金額とは別に在庫の問題があり、博多久松は「商品によっては11月初旬頃に完売となる場合もございます」と公式に記載しています。
とりあえず予約して、あとで変更できますか?
社によって大きく違います。オイシックスは10月30日(金)まで無料でキャンセルできると公式サイトに明記しています。板前魂は12月10日(木)まで、博多久松は12月8日まで変更・キャンセルを受け付けています。一方、匠本舗は原則として受け付けておらず、やむを得ない場合でも11月1日以降は対処できないと記載されています。郵便局のネットショップは「原則、注文受付後のキャンセルはできません」としています。グルメ杵屋は変更ができず、一度キャンセルして買い直す形になるため、価格は買い直した時点のものになります。
この記事の差額はどう計算していますか?
各社が公式サイトで公表している段階別の価格をそのまま書き出し、9月1日時点で適用される価格と最終的な通常価格(年末価格)の差を編集部で計算したものです。オイシックスは早割価格表に掲載されている12商品すべて、匠本舗は「京都祇園料亭『岩元』監修おせち 匠」の商品ページの記載を対象にしています。早割対象外の商品は含みません。

販売元ごとの記事

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この記事の出典