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おせち早割の締切カレンダー2027|8社の期限と「1回でいくら上がるか」。次の値上げは10月29日の板前魂

おせちの早割は「いつから始まるか」ばかりが話題になります。ですが、すでに各社の受付が始まっている今、知りたいのは逆のことのはずです。次にいつ、いくら上がるのか。

2027年版を販売している8社の公式サイトを1件ずつ開いて、早割の締切日と、その日を過ぎたときに価格がいくら上がるのかを数えました。結果を先に言うと、直近の期限は2026年10月29日です(2026年10月17日時点)。この日で板前魂の早割が第5段階を終え、10月30日からは1商品あたり40〜200円上がります。その次は10月30日14時のオイシックス(早割5%OFF→直前割3%OFF)と、10月31日の匠本舗(早割の第2段階の終わり)です。

そして分かったのは、「1回の値上げ額」が社によってまるで違うということでした。板前魂の花籠は毎回きっかり70円ずつしか上がりません(板前魂の57商品では1回40〜200円)。一方で匠本舗は、最後の1回だけで最大21,200円上がります。同じ「早割」という言葉でも、締切を1日逃したときの損失は300倍近く違います。

※本記事の締切日・価格は、2026年8月11日に各販売元の公式サイトで確認し、表1の9月30日以降の締切と値上げ額は2026年9月27日に取り直し、10月3日に板前魂・オイシックス・匠本舗・JTBショッピング・郵便局を、10月17日に板前魂をもう一度確認した内容です。価格・締切は変動するため、申し込み前に必ず各社の販売ページでご確認ください。

早割の記事は5本あります

先に結論

  • 直近の締切は2026年10月29日。板前魂の早割が第5段階を終え、10月30日から1商品あたり40〜200円上がる(花籠は70円)。続いて10月30日14時にオイシックスが早割5%OFFから直前割3%OFFへ進み(400〜2,160円)、10月31日に匠本舗の早割の第2段階が終わる(段階のある33商品で300〜2,800円)。9月30日には匠本舗・オイシックス・JTBショッピングの早割が切り替わった(いずれも2026年10月3日時点)
  • 板前魂は10月16日に早割の段階が1つ進み、花籠は9,330円から9,400円になった。次は10月29日に段階が進み、9,470円へ70円上がる(公式トップは10月29日までの期間を「早割第4弾」と呼んでいる)
  • 1回の値上げ額は商品によって40円から21,200円まで開く。板前魂は商品ごとに毎回同じ額(57商品で40〜200円、花籠は70円)、匠本舗は中間の段階が多くの商品で300円か500円なのに、最終段階は500〜21,200円
  • 締切が「日付」ではなく「時刻」の社がある。オイシックスは全6段階が14時、グルメ杵屋は午前9時59分。「31日まで」と覚えていると当日の午後には終わっている
  • 博多久松だけは段階式ではない。12月10日までが早割で、12月11日から通常価格に一度で戻る。差は商品により500円〜3,000円
  • 匠本舗は10月31日が二重の期限。早割の段階が切り替わる日であると同時に、キャンセル・変更の期限でもある。よくある質問は10月31日以降は受け付けないとし、商品ページは11月1日以降は対処できないとしているので、10月30日までに済ませるのが確実
  • 千賀屋の商品ページには、期間つきの早割価格がない。値引きはセット購入割引が中心(ご利用ガイドには早割などのキャンペーンに触れた一文があるが、期間と金額は書かれていない。2026年9月27日確認)
  • (参考)高島屋のオンラインストアは、2026年11月9日午前10時までの申し込みで、キャンペーン対象のおせちの送料が無料。その後の送料は商品ごとに違う(8社の比較の外。2026年9月23日確認)
  • (参考)ジャパネットは2026年11月24日まで1万円引き。商品ページは11月25日からの価格を「値引き期間終了後価格」の29,990円と表示している(8社の比較の外。送料990円が別。2026年9月21日確認)

早割の締切カレンダー【2027年版】

調べた8社のうち、早割にあたる値引きを行っていたのは7社でした。締切を日付順に並べます。曜日は、公式サイトに曜日の表記がある日付はその表記に従い、表記がない日付は2026年のカレンダーで確認したものです。

2027年おせちの早割 締切カレンダー(2026年8月11日確認・9月30日以降の行は2026年9月27日・10月3日・10月17日に再確認)
締切 販売元 この日を過ぎると 1回の値上げ額
8月31日(月)14時
終了済み
Oisix 超超早割10%OFF → 超早割7%OFF 600〜3,240円
8月31日(月)
終了済み
郵便局 スーパー早割の販売期間が終了 ―
9月8日(火)
終了済み
板前魂 早割の段階が1つ進んだ(1段階目→2段階目) 40〜200円(花籠は70円)
9月18日(金)
終了済み
板前魂 早割の段階が1つ進んだ(2段階目→3段階目) 40〜200円(花籠は70円)
9月30日(水)
終了済み
匠本舗 早割の第1段階が終了 300〜1,000円
9月30日(水)14時
終了済み
Oisix 超早割7%OFF → 早割5%OFF 400〜2,160円
9月30日(水)23時59分
参考・8社の外・終了済み
JTBショッピング 「おせちの鉄人」の早割(対象31商品)が終了 500〜2,000円
10月2日(金)
終了済み
板前魂 早割の段階が1つ進んだ(3段階目→4段階目。公式トップは10月2日までの期間を早割の第2弾と表記していた) 40〜200円(花籠は70円)
10月16日(金)
終了済み
板前魂 早割の段階が1つ進んだ(4段階目→5段階目。公式トップは10月16日までの期間を早割の第3弾と表記していた) 40〜200円(花籠は70円)
10月29日(木) 板前魂 早割の段階が1つ進む(5段階目→6段階目。公式トップは10月29日までを「早割第4弾」と表記) 40〜200円(花籠は70円)
10月30日(金)14時 Oisix 早割5%OFF → 直前割3%OFF 400〜2,160円
10月31日(土) 匠本舗 第2段階が終了+キャンセル・変更の受付も終了(よくある質問は10月31日以降のキャンセル・変更は受け付けないとし、商品ページは11月1日以降は対処できないとしている。10月30日までに済ませるのが確実) 300〜2,800円
11月2日(月)午前9時59分 グルメ杵屋 超早割の受付が終了 ―
11月9日(月)午前10時
参考・8社の外
高島屋 オンラインストアの早期ご予約の送料無料キャンペーンが終了(対象の商品) ―(送料の特典。その後の送料は商品ごと)
11月11日(水) 板前魂 早割の段階が1つ進む(6段階目→7段階目) 40〜200円(花籠は70円)
11月24日(火)
参考・8社の外
ジャパネット 1万円引きの値引き期間が終了(11月25日から「値引き期間終了後価格」29,990円の表示) 10,000円(表示どおりなら)
11月25日(水) 板前魂 早割の段階が1つ進む(7段階目→8段階目) 40〜200円(花籠は70円)
11月30日(月)正午 千賀屋 変更・キャンセルの受付が終了(商品ページに期間つきの早割価格の表示はない) ―
11月30日(月)14時 Oisix 直前割3%OFF → 年末割2%OFF 200〜1,080円
12月9日(水) 板前魂 早割の最終段階が終了(通常価格へ) 40〜200円(花籠は70円)
12月10日(木) 匠本舗 早割の最終段階が終了(通常価格へ) 500〜21,200円
12月10日(木) 博多久松 早割が終了(12月11日から通常価格) 500〜3,000円
12月14日(月)14時 Oisix 年末割2%OFF → 年末価格 400〜2,160円
※「終了済み」は2026年10月17日時点で締切を過ぎたものです。※ジャパネットの行は、2026年9月21日にジャパネット公式通販の商品ページで確認した参考の行で、8社の集計には含めていません(送料990円が別にかかります)。※高島屋の行は、2026年9月23日に高島屋オンラインストアのお申し込みに関するご案内とキャンペーン詳細で確認した参考の行で、8社の集計には含めていません。※値上げ額は各社の公表価格から算出しました。オイシックスは掲載12商品、匠本舗は掲載5商品、博多久松は掲載24商品の幅です。板前魂は「板前魂の花籠」の実額で、割引額は商品により異なります(後述)。京菜味のむらは早割を実施していますが、公式サイトに終了日の記載を確認できなかったため表から外しています。 ※スマートフォンでは横にスクロールできます

並べてみると、9月から12月にかけてほぼ2週間おきに何かの締切が来ることが分かります。板前魂が2週間ごとに段階を刻んでいるのが主な理由です。逆に言えば、板前魂以外の社は締切の回数が少なく、1回あたりの重みが大きくなっています。

(参考)ジャパネットの「特大和洋おせち2段重」は、値引き期間が2026年11月24日までの1回だけで、その翌日から1万円上がる表示です。ただし2025年用では、比べていた価格(ジャパネット通常価格)で売る確かな計画がなかったとして、消費者庁が措置命令を出しています(ジャパネットは反論しています)。詳しくはジャパネットのおせち2027にまとめています。

(参考)高島屋のオンラインストアの早期の特典は、2026年11月9日午前10時までの送料無料です(キャンペーン対象の商品)。一覧に並ぶ数は届け先の地域で違い、申し込んだあとのキャンセルはできません。詳しくは高島屋のおせち2027にまとめています。

価格・締切・在庫はいずれも変動します。申し込み前に各社の販売ページで最新の表示をご確認ください。以下は締切が近い順に並べています。

Oisix:10月30日14時まで早割5%OFF

オイシックス/おせちご予約開始

匠本舗:10月31日まで第2段階

料亭おせち

グルメ杵屋:11月2日9時59分まで超早割

お正月の食卓を華やかに彩るグルメ杵屋のおせち

博多久松:12月10日まで早割価格

【博多久松2027年新春おせち特集】

8月31日には2社が同時に動いた

カレンダーの先頭は8月31日です。この日に締切を迎えたのがオイシックスと郵便局のネットショップの2社で、性格がまったく違いました。

オイシックスは14時ちょうどに切り替わる

オイシックスの早割は6段階で、公式サイトの「早割価格表」に段階の名称・割引率・切り替わる日時・各商品の価格がすべて公開されています。ここまで開示している販売元は他にありませんでした。

当初適用されていたのは超超早割(10%OFF)で、これが2026年8月31日(月)14時に超早割(7%OFF)へ切り替わりました。その後、9月30日14時に早割(5%OFF)へ進み、2026年10月3日時点は早割です。次は10月30日14時に直前割(3%OFF)へ進みます。掲載されている12商品それぞれについて、この1回でいくら上がったのかを計算しました。

オイシックス:8月31日14時に上がる額(2026年8月11日に公式サイトの早割価格表で確認)
商品名 超超早割(8/31 14時まで) 超早割(8/31 14時から) 値上げ額
高砂17,980円18,580円600円
慶梅17,980円18,580円600円
高砂 和19,780円20,440円660円
洋風オードブル 朔華22,480円23,230円750円
上高砂23,380円24,160円780円
上慶梅23,380円24,160円780円
上高砂 豊27,880円28,810円930円
高砂×本格中華オードブル 慶華28,780円29,740円960円
高砂×DEAN & DELUCAオードブル30,580円31,600円1,020円
高砂×飯田商店監修らぁ麺おせち33,280円34,390円1,110円
盛福38,680円39,970円1,290円
絢宝97,190円100,430円3,240円
※価格は税込・送料込。値上げ額は編集部が両価格の差から算出しました。

割引率は全商品で共通(10%OFFから7%OFFへ)ですが、金額で見ると600円から3,240円まで5.4倍の開きがあります。高額な商品ほど1回の締切の重みが大きくなる、という当たり前のことが数字で出ています。

なお最も高価な「絢宝」は、超超早割の97,190円から年末価格の107,990円まで、5回の切り替えで合計10,800円上がります。最も安い「高砂」でも合計2,000円です。オイシックスの商品別の価格差やキャンセルの締切はオイシックスのおせち2027の記事で整理しています。

もう一点、7月時点では「8月上旬頃予約開始」と表示されていた「高砂×飯田商店監修らぁ麺おせち」が早割価格表に加わっていました(2026年8月11日確認)。ラインナップの追加を待っていた場合でも、超超早割の期間内に判断できる状態になっていました。

郵便局は商品ごとに販売期間が違う

郵便局のネットショップは作りが違います。おせち特集ページには統一の締切が書かれておらず、「お申込み期間は商品ごとに異なります。詳しくは商品詳細ページをご確認ください。」と案内されています。

実際にスーパー早割の商品ページを開いて確認したところ、「京都割烹『味ま野』監修 おせち料理三段重」の販売期間は2026年07月01日〜2026年08月31日と表示されていました(2026年8月11日確認)。他の商品も同じ日付とは限らないため、気になる商品があれば個別に確認する必要があります。郵便局の早割の全体像は郵便局のおせち2027の記事にまとめています。

ただし、この商品は2026年8月29日時点で「在庫がなくなりました」と表示されており、販売期間の終了を待たずに申し込めなくなっていました。同じ商品ページには「9月1日以降も価格を変更し、継続して販売いたします」という注記も併記されていますが、在庫が戻るかどうかまでは商品ページから判断できません。スーパー早割は終わりましたが、郵便局の早割は締切日より先に在庫が尽きる場合があるという前提で見ておくほうが安全です(2026年8月29日確認)。なお2026年10月3日に見たときは、郵便局の商品名は「早割」になり、商品ページの販売期間は2026年11月18日までと表示されていました。

締め切るのは「日付」ではなく「日時」の社がある

カレンダーで太字にした箇所が、日付だけでなく時刻まで指定されている締切です。これを見落とすと、締切日に注文したつもりで次の段階の価格を払うことになります。

  • オイシックス:6段階すべてが14時。8月31日14時、9月30日14時、10月30日14時、11月30日14時、12月14日14時
  • グルメ杵屋:超早割の受付は11月2日(月)午前9時59分まで
  • 千賀屋:変更・キャンセルの受付は11月30日(月)正午まで

オイシックスの14時は、締切日の午後に注文すると間に合いません。グルメ杵屋の9時59分にいたっては、締切日の朝10時にはもう終わっています。「11月2日まで」と読んで当日の昼に開くと、超早割は表示されていないことになります。

グルメ杵屋については、ページのHTMLの中に表記が2種類ありました。画面に出ている見出しは「超早割は11月2日 午前9時59分まで!」ですが、HTMLのコメント(ブラウザには表示されない部分)には、ご注文受付を2026年11月2日の午前9時までとする記述も残っています。画面に出ている表記は2026年8月11日の確認で8か所すべてが「午前9時59分まで」だったため、本記事は9時59分を採用しました。2026年9月21日に開き直したときも、コメントの外にある締切の表記は午前9時59分だけでした。

1回の値上げ額は40円から21,200円まで開く

ここが今回いちばん差が出た点です。「早割の締切を1日逃す」ことの意味が、社によって桁で違います。

板前魂:商品ごとに毎回同じ額(花籠は70円ずつ)

板前魂は早割を8段階に分けています。人気商品「板前魂の花籠」の商品ページに全段階の価格表が掲載されていたので、そのまま書き出します。

板前魂「板前魂の花籠」の早割8段階(2026年8月11日に公式本店の商品ページで確認・2026年9月27日に再確認)
注文日 割引額 注文価格 前の段階からの値上げ
7月30日〜9月8日560円引き9,120円―
9月9日〜9月18日490円引き9,190円70円
9月19日〜10月2日420円引き9,260円70円
10月3日〜10月16日350円引き9,330円70円
10月17日〜10月29日280円引き9,400円70円
10月30日〜11月11日210円引き9,470円70円
11月12日〜11月25日140円引き9,540円70円
11月26日〜12月9日70円引き9,610円70円
12月10日〜(通常価格)なし9,680円70円
※価格は税込。通常価格9,680円に対する割引額が、560円から70円ずつ均等に縮んでいく設計です。

割引額が560円・490円・420円…と、きっかり70円ずつ縮んでいきます。560円は70円の8倍で、8段階かけて割引がちょうどゼロになる計算です。ここまで規則的な設計は他社にありませんでした。

この設計は花籠だけではありません。公式本店の57商品は、どれも同じ8段階の日程で、1回に上がる額が商品ごとに一定でした。額は1段階目の割引額の8分の1で、57商品では煌(1個)の40円から雅(2個セット)の200円まで開きます(2026年9月27日に各商品ページで確認)。

読者にとって実務的に重要なのは、板前魂は締切を1回逃しても、花籠なら70円しか変わらないということです(57商品でも40〜200円)。花籠の通常価格9,680円に対して0.7%程度で、1週間迷ったことによる損失としては小さい部類に入ります。ただし段階が多いぶん、9月から12月まで放置すれば560円ぶん積み上がります。

なお割引額は商品によって異なり、3人前クラスでは490円・630円・700円の3種類を確認しています(2026年9月10日時点。9月8日までの第1段階では560円・720円・800円でした)。詳しくは板前魂のおせち2027の記事をご覧ください。

匠本舗:中間は多くの商品で300円か500円、最後だけ桁が変わる

匠本舗は4段階です。9月30日まで、10月31日まで、12月10日まで、そして12月11日から12月31日が通常価格に戻ります。段階ごとの値上げ額を計算すると、はっきりした特徴が出ました。

匠本舗の早割4段階と値上げ額(2026年8月11日に公式サイトの各商品ページで確認・2026年9月27日に再確認)
商品名 9月30日迄 10月31日迄 12月10日迄 12月11日〜(通常) 最終段階の値上げ
匠14,600円14,900円15,200円20,000円4,800円
極26,800円27,300円27,800円40,000円12,200円
双葉12,200円12,500円12,800円13,800円1,000円
楓華15,300円15,800円16,300円19,800円3,500円
翠柳25,800円26,300円26,800円48,000円21,200円
※価格は税込。この5商品では、9月30日と10月31日の切り替えはいずれも300円または500円の値上げでした。※各商品ページには、9月30日迄・10月31日迄・12月10日迄の早割価格と、12月11日〜12月31日の通常価格の4段階が金額つきで明記されています。あわせて「予定数に達した場合は早割価格での販売を終了する場合がございます」との記載もあります。

この5商品では、9月30日と10月31日の切り替えは300円か500円。ところが12月10日を過ぎた瞬間、1,000円から21,200円に跳ね上がります。「翠柳」は26,800円から48,000円へ、実に21,200円の差です。

早割の段階がある33商品に広げると、9月30日の切り替えは300〜1,000円(300円が8商品・500円が22商品・1,000円が3商品)、10月31日は300〜2,800円(2,800円は絢爛だけ)、12月10日は500〜21,200円でした(2026年9月27日に公式サイトの各商品ページで確認)。

これは匠本舗の早割が、他社のような「少しずつ縮む割引」ではなく、通常価格から大きく引いた価格を12月10日まで維持し、期限が来たら通常価格へ戻す設計になっているためです。同じ「4段階」でも、実質的には最後の1回にほぼすべての重みがかかっています。詳しくは匠本舗のおせち2027の記事で扱っています。

博多久松:段階がなく、12月10日に一度で戻る

博多久松は段階式を採用していません。公式サイトのラインナップページに「早割価格は12/10まで!12/11からは通常価格になります。」と明記されており、切り替えは1回だけです(2026年8月11日確認)。

掲載されている24商品の早割価格と通常価格を突き合わせたところ、差は500円から3,000円でした。最も小さいのは「祇園」(6,780円→7,280円)と「門松」(11,750円→12,250円)の500円、最も大きいのは「大名」(41,800円→44,800円)の3,000円です。看板商品「博多」は16,500円から17,700円で、差は1,200円でした。

段階がないぶん、読者にとっては分かりやすい設計です。ただし博多久松の公式サイトには、製造予定個数に達した時点で販売を終了し、商品によっては11月初旬頃に完売する場合があるとの記載もあります。早割の期限より前に選択肢が消える可能性は考えておく必要があります。詳細は博多久松のおせち2027の記事にまとめています。

グルメ杵屋:超早割は10%OFF

グルメ杵屋の2027年版は「超早割」として販売中で、期限は11月2日(月)午前9時59分です。2商品とも定価に対する10%OFFで、「招福(三段重)」は定価25,000円に対して超早割22,500円(2,500円引き)、「豊楽(二段重)」は定価19,000円に対して超早割17,100円(1,900円引き)です(2026年8月12日確認)。

超早割の後にどの段階が来るのか、あるいは通常価格に戻るのかは、公式サイトに記載を確認できませんでした。判明した時点で本記事を更新します。ラインナップの詳細はグルメ杵屋のおせち2027の記事をご覧ください。

割引率の大きさと、いま予約する得の大きさは別物

ここまで金額で並べてきたのには理由があります。割引率で比べると順位が入れ替わってしまうからです。

たとえば匠本舗「翠柳」の早割率は、通常価格48,000円に対して第1段階の25,800円なので約46%です(10月3日時点の第2段階は26,300円で約45%)。数字だけ見れば今回調べた中で最大です。一方で板前魂「花籠」は通常価格9,680円に対して第1段階の560円引きでも約5.8%にとどまります。

ですが、今日予約するか2週間後に予約するかで変わる金額は、匠本舗が多くの商品で300円か500円(最大2,800円)、板前魂が40〜200円(花籠は70円)です。46%という数字は、12月11日以降に買った場合と比べての話であって、いま迷っている読者が直面する差ではありません。

逆にオイシックスは、1回の割引率の差は2〜3ポイント(8月31日は10%→7%、10月30日は5%→3%)しかないのに、絢宝では1回で2,160円〜3,240円動きます。率の大小と、締切を逃したときの実損は連動しません。この記事のカレンダーを金額で書いたのはそのためです。

各社の通常価格そのものの水準や、価格帯ごとに何が買えるかは2027年おせちを価格帯別に比較で整理しています。

早割の締切とキャンセルの締切がぶつかる社がある

早割を狙って早く予約するほど、年末までの予定変更のリスクを長く抱えることになります。そこで確認しておきたいのが、キャンセル・変更の受付期限です。

今回の調査で目を引いたのが匠本舗の10月31日でした。この日は早割の第2段階が終わる日であると同時に、キャンセル・変更の受付が締め切られる日でもあります。公式サイトのFAQには「※おせちに関しては10/31以降のキャンセル・変更はお受けできません。」と記載されています。つまり11月1日以降は、価格が上がったうえに引き返せない状態になります。

千賀屋は変更・キャンセルの受付が11月30日(月)正午まで、博多久松は2026年12月8日までと表示されています。同じ「年末のおせち」でも、引き返せる期間は1か月以上違います。各社のキャンセル期限はおせちのキャンセル期限比較で扱っています。

千賀屋の商品ページには期間つきの早割価格がない

最後に、8社のうち1社だけ事情が違う社について書いておきます。

「千賀屋 早割」は検索されることが多い組み合わせですが、公式ショップ「おもてなし参道本店」に期間限定の早割価格の表示は確認できませんでした(2026年8月11日確認)。楽天市場やYahoo!ショッピングの商品名に「おせち 早割 2027 予約」といった文字列が並んでいるため早割があるように見えますが、これは商品名に検索用のキーワードが含まれているもので、割引そのものを指しているとは限りません。

千賀屋の値引きは、牛肉・蟹・ラーメンなどとのセット購入割引という形で提供されています。したがって「早く買うほど安い」という前提が千賀屋には当てはまりません。締切を気にして急ぐ必要がないかわりに、待っても安くならないということでもあります。セット割引の実質額は千賀屋のおせち2027の記事で計算しています。

千賀屋の値引きは、早割ではなくセット購入割引が中心です(商品ページに期間つきの早割価格の表示はありません。ご利用ガイドには「早割などのキャンペーン終了後ですと、再購入時の価格となりますので予めご了承ください。」とあります。2026年9月27日確認)。変更・キャンセルの受付は11月30日(月)正午までと表示されています(2026年8月11日確認)。

「◯%OFF」の大きさは、この記事とは別の話

ここまで扱ってきたのは「締切を過ぎるといくら上がるか」という金額の話です。一方で各社は「10%OFF」「30%OFF」といった割引率も掲げています。こちらは社をまたいで比べると判断を誤りやすく、割引率が高いほうが支払額も高いという組み合わせが実際にあります。5社126商品で率を計算した結果はおせち早割の割引率を126商品で比べた記事にまとめています。

よくある質問

いま予約するべきですか、それとも待つべきですか?
検討中の社によって答えが変わります。板前魂は締切を1回逃しても1商品あたり40〜200円(花籠は70円)しか変わらないため、急ぐ理由は小さいです。一方でオイシックスは次の2026年10月30日14時に400円〜2,160円上がるので、その商品に決めているなら期限内が有利です(8月31日14時の切り替えでは600円〜3,240円、9月30日14時の切り替えでは400円〜2,160円上がりました)。匠本舗は12月10日までの値上げが多くの商品で1回300円か500円(段階のある33商品では最大2,800円)にとどまるため、10月中に決めきれなくても大きな損にはなりません。ただし匠本舗のキャンセル・変更は10月30日までに済ませるのが確実です。どの社でも共通して言えるのは、割引額より先にキャンセル・変更の期限を確認しておくと、後から見直しがきくということです(2026年8月11日確認。オイシックスの次の締切と値上げ額は2026年10月3日に確認)。
締切日の当日に注文すれば間に合いますか?
社によります。オイシックスは6段階すべてが14時で切り替わるため、締切日の午後は次の段階の価格になります。グルメ杵屋は午前9時59分で終わるので、締切日の朝10時にはもう終わっています。日付だけで管理している社もありますが、時刻指定のある社では「当日中なら大丈夫」という考え方が通用しません(2026年8月11日確認)。
早割が終わったあと、年末に値下げされることはありませんか?
今回確認した範囲では、各社とも期日が進むほど価格が上がる設計で、年末に向けて下がる仕組みは公式サイトに記載されていませんでした。匠本舗は12月11日から12月31日が通常価格、板前魂は12月10日から通常価格、博多久松は12月11日から通常価格と明示されています。また博多久松には商品によって11月初旬頃に完売する場合があるとの記載もあり、待つほど選択肢は減ります。年末の値下げを前提にした計画は立てにくいと考えられます(2026年8月11日確認)。
この記事の値上げ額はどう計算していますか?
各社が公式サイトで公表している段階別の価格をそのまま書き出し、隣り合う段階の差を編集部で計算したものです。オイシックスは掲載12商品、匠本舗は掲載5商品、博多久松は掲載24商品を対象にしており、表の「1回の値上げ額」はその範囲での最小と最大です。板前魂は「板前魂の花籠」の実額で、割引額は商品によって異なります。対象商品を増やせば幅は変わる可能性があります。
京菜味のむらが表に入っていないのはなぜですか?
京菜味のむらは「華御所が早割で2,000円OFF」という早割を実施していますが、公式サイトのおせち一覧ページに終了日の記載を確認できませんでした(2026年8月11日確認)。締切日が分からないものをカレンダーに載せると誤解を招くため、表からは外しています。商品ごとの価格は京菜味のむらのおせち2027の記事で扱っています。

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