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郵便局のおせちとメーカー直販を比べた【2027年版】|博多久松は公式が安く、キャンセルもできる

郵便局のネットショップでおせちを見ていると、見覚えのある名前が出てきます。博多久松、千賀屋。どちらもメーカーが自分の公式サイトでも売っているおせちです。

つまり同じ商品を2か所で買えるということになります。そこで、郵便局で扱っている商品とメーカー公式サイトの条件を1つずつ突き合わせました。

結果、差が出たのは価格だけではありませんでした。郵便局で買った博多久松のおせちは、返品・交換・キャンセルができません。公式サイトなら12月8日まで受け付けています。そして価格も公式のほうが300円〜1,100円安いという結果でした。

ただし逆のパターンもあります。千賀屋の「千富士」は郵便局のほうが3,020円安いのです。

※本記事の郵便局側の価格・条件は、2026年8月16日に郵便局のネットショップの各商品ページで確認した内容です。メーカー公式サイトの価格は当サイトが2026年8月5日〜8月12日に確認した値です。価格・在庫・販売期間は変動するため、申し込み前に必ず各販売ページでご確認ください。

先に結論

  • 郵便局で買う博多久松は、返品・交換・キャンセルができない。商品ページに「返品・交換・キャンセルはお受けいたしかねます」と明記されている。博多久松の公式サイトなら12月8日まで受け付けている
  • 博多久松の4商品は、公式サイトのほうが300円〜1,100円安い。割引率も公式が6.7〜7.9%に対し、郵便局は3〜6%
  • 千賀屋「千富士」だけは郵便局が3,020円安い(郵便局28,980円/公式32,000円)。ただし2026年8月16日時点で在庫がなくなっている
  • 販売者がメーカーでも郵便局でもない商品がある。博多久松の4商品はいずれも販売者が「ニチモウフーズ株式会社」と表示されている
  • スーパー早割は8月31日までだが、待っていると買えない。対象4商品のうち2商品がすでに完売、1商品が残りわずかだった
  • 郵便局のほうが情報が多い場合もある。千賀屋「千富士」の品目数(72品目)と重箱寸法は、千賀屋の公式サイトでは文字で確認できないが郵便局には書かれている

郵便局のおせちは「自社商品」ではなく「集めた売り場」

まず前提を整理します。博多久松や板前魂のように自社で作ったおせちを売る通販とは違い、郵便局のネットショップはいろいろな作り手のおせちを集めて並べています。百貨店の売り場に近い形です。

2026年8月16日時点で確認できたのは24商品でした。大きく3つのグループに分かれています。

  • スーパー早割(冷蔵)…販売期間は2026年7月1日〜8月31日。京都の料亭監修が中心で、郵便局限定の商品もここに含まれます
  • 早割(冷凍)…販売期間は2026年8月13日〜11月18日。博多久松の4商品はこのグループです。ほかに札幌市中央卸売市場発の海鮮おせちなど
  • お届け日指定の単品…ホテルプラザオーサカ、京のお肉処 弘、京都・三木半旅館など

このうち当サイトがメーカー公式サイトの条件を確認済みなのは、博多久松の4商品と千賀屋の1商品です。この5商品を突き合わせます。

価格を突き合わせた

郵便局とメーカー公式の価格比較(郵便局は2026年8月16日確認、公式は2026年8月5日〜12日確認)
商品 郵便局 メーカー公式
博多久松 舞鶴(6.5寸3段)13,000円11,900円公式が1,100円安い
博多久松 Sakurazaka(6.5寸3段)14,800円14,100円公式が700円安い
博多久松 Akasaka(8寸3段)19,000円18,400円公式が600円安い
博多久松 博多 錦(8寸3段)16,800円16,500円公式が300円安い
千賀屋 千富士(和風三段重)28,980円32,000円郵便局が3,020円安い
※価格は税込・送料込。郵便局の博多久松4商品は早割価格、千富士はスーパー早割価格です。千賀屋の公式サイトには期間限定の早割表示がないため、32,000円は通常の販売価格です。※千富士は2026年8月16日時点で郵便局の在庫がなくなっています。 ※スマートフォンでは横にスクロールできます

博多久松は4商品とも公式のほうが安いという結果でした。差がいちばん大きいのは「舞鶴」の1,100円です。

元の価格設定も違います。博多久松の公式サイトでは舞鶴の通常価格が12,880円ですが、郵便局では13,500円です。値引き前の金額が620円高く、そこからの割引率も郵便局が3%、公式が約7.6%と差があります。

博多久松の割引率の違い(2026年8月16日/公式は8月12日確認)
商品 郵便局の通常→早割 公式の通常→早割
舞鶴13,500→13,000円(3%)12,880→11,900円(約7.6%)
Sakurazaka15,800→14,800円(6%)15,120→14,100円(約6.7%)
Akasaka20,000→19,000円(5%)19,980→18,400円(約7.9%)
博多 錦17,800→16,800円(5%)17,700→16,500円(約6.8%)
※郵便局の割引率は商品ページの表示(「早割価格3%OFF」など)、公式の割引率は掲載価格から編集部が計算したものです。

いちばん大きな差はキャンセルできるかどうか

価格より重要かもしれないのがここです。

郵便局で扱う博多久松の商品ページには、「返品・交換・キャンセルはお受けいたしかねます。」と書かれています。4商品とも同じ記載です。

また郵便局のネットショップ全体の案内にも、「原則、注文受付後のキャンセルはできません。」とあります。会員登録のうえクレジットカードで決済した場合に限り、注文履歴から手続きできる旨の記載が続きますが、条件が付きます。

一方、博多久松の公式サイトは2026年12月8日まで変更・キャンセルを受け付けています。千賀屋の公式は11月30日正午までです。

おせちは夏や秋に予約して年末に届く商品です。予約から受け取りまで4か月あり、その間に家族の予定は動きます。各社のキャンセル期限はおせち通販の「キャンセル期限」は年末ではないで整理していますが、郵便局はその比較軸に乗らない位置にあります。

価格・在庫・キャンセル条件はいずれも変動します。申し込み前に各社の販売ページで最新の表示をご確認ください。

買う相手がメーカーでも郵便局でもない商品がある

もう一つ、商品ページを開かないと気づけない点があります。

郵便局の商品ページには「販売者」の欄があります。博多久松の4商品を見ると、そこに書かれているのはニチモウフーズ株式会社でした。博多久松でも、郵便局物販サービスでもありません。

一方、千賀屋の「千富士」は販売者が(株)郵便局物販サービスで、商品提供者として(株)千賀屋が別に記載されています。

郵便局で扱う商品の販売者と販売期間(2026年8月16日確認)
商品 販売者 販売期間 在庫
博多久松 4商品ニチモウフーズ株式会社8月13日〜11月18日在庫あり
千賀屋 千富士(株)郵便局物販サービス7月1日〜8月31日在庫がなくなりました
京都割烹「味ま野」監修 三段重(株)郵便局物販サービス7月1日〜8月31日在庫がなくなりました
膳人 和洋中三段重(株)郵便局物販サービス7月1日〜8月31日在庫あり
膳人 和洋中二段重(株)郵便局物販サービス7月1日〜8月31日在庫が残り少なくなりました
※販売期間・在庫は2026年8月16日時点の商品ページの表示です。※販売者の表記は商品ページの「販売者」欄をそのまま記載しています。

問い合わせ先や返品の窓口は販売者になります。メーカーに直接聞けば済む話が、間に会社を挟むぶん手数が増える可能性があります。これも公式サイトとの違いです。

スーパー早割は8月31日まで。ただし待つと買えない

郵便局のおせちには「スーパー早割」という枠があり、対象商品の販売期間は2026年7月1日〜8月31日です。

ところが2026年8月16日に確認したところ、今回調べた4商品のうち2商品はすでに在庫がなくなっていました。千賀屋「千富士」と、京都割烹「味ま野」監修の三段重です。膳人の二段重も「在庫が残り少なくなりました」と表示されていました。

締切の日付が残っていても、商品が残っているとは限りません。とくに郵便局が安かった千富士は、8月31日を待っていたら買えなかったことになります。

なお博多久松の4商品が入っている冷凍の早割は、販売期間が8月13日〜11月18日と別枠です。こちらは2026年8月13日に始まったばかりで、在庫はまだあります。

各社の早割の締切はおせち早割の締切カレンダー2027に日付順でまとめています。

郵便局のほうが詳しい情報を出していることもある

ここまで公式サイト有利の話が続きましたが、逆の面もあります。

千賀屋の「千富士」について、郵便局の商品ページには「72品目、重箱(約25.9cm)」「千賀屋最大の長辺10.5寸長方重」と書かれています。

当サイトはこれまで人数別の比較記事で、千賀屋の商品について品数と重箱サイズを「記載を確認できず」としてきました。千賀屋の公式サイトでは、これらが文字情報として見つからなかったためです(お品書きは画像のみ)。

つまり同じ商品でも、郵便局のほうが仕様を詳しく書いています。買う場所によって、判断材料の量が変わるということです。

郵便局でしか買えないおせちもある

比較の話とは別に、郵便局限定の商品もあります。確認できたのは「膳人(かしはびと)」で、和洋中三段重が27,980円(通常35,980円・53品目・約4人前)、和洋中二段重が19,780円(通常24,480円・50品目・約3人前)です。

こうした商品はメーカー公式サイトには存在しないため、価格を比べる相手がいません。郵便局で買うしかない商品という位置づけになります。

どう使い分けるか

今回の実測から言えることを整理します。

博多久松を買うなら公式サイト。価格が300円〜1,100円安く、12月8日までキャンセルもできます。郵便局を選ぶ積極的な理由は、今回の調査では見つかりませんでした。

千賀屋の千富士のように、郵便局が安い商品もある。ただし在庫が先になくなることがあります。郵便局が安いかどうかは商品ごとに違うので、候補が決まっているなら両方の価格を見るのが確実です。

郵便局限定の商品を狙うなら、キャンセルできない前提で選ぶ。年末の予定が固まっていない段階で押さえるのは、他社より慎重に判断したほうがよさそうです。

郵便局のおせちそのものの配送条件や冷蔵・冷凍の違いは郵便局のおせち2027で整理しています。

よくある質問

郵便局で買うと本当にキャンセルできないのですか?
今回確認した博多久松の4商品は、商品ページに「返品・交換・キャンセルはお受けいたしかねます。」と明記されていました。郵便局のネットショップ全体の案内にも「原則、注文受付後のキャンセルはできません」とあり、会員登録のうえクレジットカードで決済した場合に限り注文履歴から手続きできる旨が書かれています。商品によって扱いが違う可能性があるため、注文前に該当商品のページをご確認ください(2026年8月16日確認)。
なぜ同じ商品なのに価格が違うのですか?
公開されている情報からは理由を判断できません。分かっているのは、郵便局では値引き前の価格自体が公式より高く設定されている商品があること(舞鶴は郵便局13,500円・公式12,880円)と、割引率も郵便局が3〜6%、公式が6.7〜7.9%と違うことです。結果として早割価格に300円〜1,100円の差が出ています(2026年8月16日確認)。
販売者が「ニチモウフーズ株式会社」なのはなぜですか?
理由は公開されていません。事実として、郵便局のネットショップで扱う博多久松の4商品は、商品ページの「販売者」欄にニチモウフーズ株式会社と表示されています。一方で千賀屋の千富士は販売者が(株)郵便局物販サービス、商品提供者が(株)千賀屋と分かれて記載されています。問い合わせや返品の窓口は販売者になるため、注文前に確認しておくと安心です(2026年8月16日確認)。
スーパー早割は8月31日まで待って大丈夫ですか?
おすすめしません。2026年8月16日の時点で、今回調べたスーパー早割の4商品のうち2商品がすでに「在庫がなくなりました」と表示され、1商品が「在庫が残り少なくなりました」となっていました。販売期間が残っていても商品が残っているとは限りません。
郵便局で買うメリットはありますか?
今回の範囲では3つ確認できました。1つめは郵便局限定の商品があること(膳人など)。2つめは千賀屋の千富士のように郵便局のほうが安い商品があること。3つめは千富士の品目数や重箱寸法のように、メーカー公式サイトに文字で書かれていない仕様が郵便局側に記載されている場合があることです。

関連する記事

この記事の出典

  • 郵便局のネットショップ「郵便局のおせち 2027」 https://www.shop.post.japanpost.jp/shop/pages/osechi.aspx(2026年8月16日確認)
  • 郵便局のネットショップ「【冷凍】おせち早割 博多久松 6.5寸 3段「舞鶴」」ほか博多久松4商品の商品ページ(2026年8月16日確認)
  • 郵便局のネットショップ「【スーパー早割】千賀屋謹製 迎春おせち料理「千富士」和風三段重」(2026年8月16日確認)
  • 郵便局のネットショップ「【スーパー早割】膳人(かしはびと)和洋中三段重/二段重」(2026年8月16日確認)
  • 博多久松「おせち特集2027新春 人数から選ぶおせち」 https://hakata-hisamatsu.net/osechi/persons.html(2026年8月12日確認)
  • 博多久松「おせち特集2027新春 お買い物ガイド・よくある質問」 https://hakata-hisamatsu.net/osechi/guide.html(2026年8月12日確認)
  • おもてなし参道本店(千賀屋 公式) https://www.omotenashisando.jp/(2026年8月12日確認)